雨の日の必需品として欠かせない雨傘ですが、大きさや素材などを目的に合わせて選べば、より快適に使用することができます。雨傘選びで注目したいのが、大きさと素材、デザインの三つです。体格に合った大きさを選べば雨からしっかり体を守れ、素材によって質感や重さ、頑丈さなどが変わっていきます。傘は持ち手から頂点までの長さを全長と呼び、骨の長さを親骨と呼びます。
一般的に表記されているサイズは親骨の長さで、55センチから70センチ程度のものが主流です。コンパクトな55センチは折り畳みタイプに適し、カバンなどに入れられるサイズで、持ち運びしやすいよう軽量な素材が用いられていることも多く見られます。60センチはレディース用で70センチはメンズ用、中間の長さの65センチは男女どちらとも使用できるサイズです。雨傘の骨の部分に使われる素材はいくつか存在しますが、スチールとカーボンファイバー・グラスファイバーの二つの素材が主流となっています。
スチールは頑丈で高級感があり、傘を張った時に美しいため、ブランド品などにも採用されているのが特徴です。反面、やや重い傾向があるので、折り畳み傘には不向きで、小柄な人が大きな傘を使った時に付かれてしまうことがあります。カーボンファイバーやグラスファイバーは軽さが魅力で、折り畳み傘に最適な素材です。よくしなるので折れにくいものの、一部に負担がかかりやすく、接合部などが壊れやすい場合があります。
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